週末の終わりにふと立ち止まって、
「オレは何を探してたんだっけ?」と、
静かな部屋の中で問いかける。
それは夢か、答えか、
誰かの言葉か、
それとも、ただの安心か。
でも、見つからないんだよね。
カバンの中にも、引き出しの奥にも、
検索履歴にも、メモ帳にも、ない。
あれほど欲しかったはずのものが、
日曜の夜には、もうなんだったか思い出せない。
そんなとき、井上陽水の声がふっと届く。
探し物は何ですか?
見つけにくいものですか?
まるで、答えを知っている人のように。
でも、その先には——
夢の中へ、夢の中へ、行ってみたいと思いませんか?
って、少しだけいたずらっぽく笑ってみせる。
現実の中で見つからないものは、
もしかしたら夢の中でしか出会えないのかもしれない。
いや、たぶん本当は、
「探すことを一度やめる勇気」こそが、
いちばん見つけにくいものなのかも。
だから今日は、見つけられなかった自分を責めなくていい。
焦らなくていい。
誰かと比べなくていい。
あなたの“探し物”がどんな形なのかはわからないけれど、
きっと“探してるその姿”自体が、すでに大切なものを語ってる。
眠る前に、そっと目を閉じて。
夢の中へ、行ってみよう。
明日、少しだけ見つけやすくなってるかもしれない。
それともまた、探すふりして笑ってるかもしれない。
それでいいじゃないか。
日曜の夜なんだもの。
🕯おやすみ。
明日また、ぼちぼち探しに行こう。
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